美しい丸みを作る

 7月になり、剪定の仕事は、相変わらず続いている。それぞれに、玉造の依頼をされる。

槙を刈る、キャラを刈る、柘植を刈る、正月のお供えのもちの形をイメージして、刈る。刈り込みバサミを使うが、そこに、ヒントがある事を教えてもらった。はさみの使い方で自然に形ができるのだ。うれしかった。次々に試してみる。同じ結果になる。的確な技術指導はその通りの結果を与えてくれる。まさに職人の世界だ。ちょっとのぞいた気がした。そしてその世界の入り口に立つ自分がいることうれしさを感じた瞬間だ。技は人を裏切らない。と感じた。