プロトタイプまで、行っていた門松に南天と千両の赤い実が入り、華やかになった。花の咲きそうな梅の枝があれば、松竹梅で縁起が良くなるが、適当な梅の枝がなかったので、これで良しとした。白いナイロン紐で梅の花弁を形どった飾り花びらを教えてもらったが、自然のこだわりから無しにした。今年は初めて作ったが、来年の課題としよう。来年の話をすると鬼が笑うというが、来年は、ペール缶で、重量感のある一基を作ろうと思っている。更に太い竹を切り出し、加工しよう。
竹と、藁と、砂から作る門松は、正月の神を迎い入れるためのものだという。
日本人と竹と藁の付き合いは、非常に古くから身近な材料として使われ、おなじみのものであったが、最近は、竹も藁も見向きもされなくなっている。植木の仕事を初めて、竹の使い方(四つ目垣、建仁寺垣根など)や縄の使い方を知ると、その付き合い方の奥深さに、感心させられることしきり、自然の持つ素材の美しさ、強さ、便利さを改めて実感している。自分の新しい視野が開かれた思いがする。最近、箕の滑水性に注目した糸が雨具に使われているという記事を目にした。日本のものづくりはまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。
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中嶋 (土曜日, 31 12月 2022 17:35)
素晴らしい門松が出来ましたね。
来年もお互い良い一年でありますように。
kawaicha60 (日曜日, 01 1月 2023 18:43)
初めて門松造りに反応していただいて、ありがたい。お互い福の神がお互いの家に来るように願います。